遮光、UVカット、遮熱で好評
SPACECOOL株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:末光真大、以下「当社」)は、放射冷却素材「SPACECOOL(スペースクール)」を活用した日傘が日本最高峰のGTレース「SUPER GT」のチーム「ARTA(エーアールティーエー:AUTOBACS RACING TEAM AGURI)」に採用されました。

近年の夏場の急激な気温上昇により、レースの運営は過酷さを極めています。特に今年は5月から猛暑日の中でのレース展開となり、路面温度は60℃近くにも達します。ドライバー、メカニックは太陽光の直射のみならず、路面からの強い輻射熱にさらされ、熱中症リスクが極めて高い環境下で長時間過ごさざるを得ない状況です。過酷な状況を少しでも緩和することを目的にARTAは、2025年8月22日から24日まで開催された「SUPER GT 第5戦 鈴鹿大会」で、優れた冷却性能を持つSPACECOOL素材を活用した日傘を導入しました。
レース概要
レース名 | 2025 AUTOBACS SUPER GT ROUND5 SUZUKA GT 300KM RACE |
開催日 | 2025年8月22日(コース下見)、23日(予選)、24日(決勝) |
決勝日天候 | 快晴、最高気温35℃ |
SPACECOOL製日傘

日傘を差してサーキット内を移動するドライバー達
ドライバー・メカニックによるコース下見の様子(8月22日 14時頃)

ドライバー、メカニック全員でSPACECOOL製日傘を差してコースを一周

8号車:松下信治選手(左)・野尻智紀選手(右)
8号車 松下信治選手の感想
日頃から屋外でトレーニングすることが多いですが、日差しが強いと無駄に体力を消耗するので、出来るだけ日陰を探してランニングをするようにしています。SPACECOOLの日傘は開いた瞬間に空気感が変わり、空気が冷たく感じます。普段から日傘を使っていますが、ダントツに良いなと思います。コースの下見の時やレース本番前のグリッドウォークでは長時間炎天下にいるので、この涼しさは有難いです。

ファンサービスイベント時に使用
鈴木亜久里総監督、土屋圭市エグゼクティブ・アドバイザー トークショー
SPACECOOL日傘ビックサイズを使用(ホワイトローズ社製)

グリッドウォーク時、インタビューの際にもSPACECOOL日傘を使用

開発中のファブリックを活用したボディカバー(非売品)
スタート前、炎天下での待機時間、車内の温度上昇を抑制
Sp1(カバー天井部) : 39.6℃
Sp2(ボンネット表面): 66.8℃
温度差 :-27.2℃

製作協力)アラデン株式会社
フューエルタンクカバーにSPACECOOLフィルムを施工
燃料の温度上昇を防ぎ、運用効率を向上

FORMULAレースに参加している「TEAM MUGEN」もSPACECOOLをテスト採用
「2025 SUPER FORMULA 第6戦・第7戦」(7月19日・20日 富士スピードウェイ)
スタート前のドライバーや、マシンのコックピット内の温度上昇抑制

マシン)AUTOBACS MUGEN SF23
当社は放射冷却素材「SPACECOOL」の提供を通し、モータースポーツという過酷な環境下においてドライバーやエンジニアをはじめとするレース運営に携わる方々、更には観戦を楽しむ一般来場者の方々に少しでも快適な冷却空間をお届けできるよう、ARTAと連携して商品・サービスの開発・改良に努め、多様な屋外スポーツの発展に向けて取り組んで参ります。
SPACECOOL日傘について
近年、熱中症対策として男女問わず日傘を使用する方が増えてきました。これまでの日傘は遮光率やUVカット率が重視されてきましたが、これからの時代、本当に必要なのは「熱」を防ぐ力だと考えています。そこで新たに注目されているのが 「遮熱率」 という基準です。
遮熱率とは
遮熱率とは、太陽光に含まれる熱エネルギーをどれだけカットできるかを示す指標です。一般的な日傘の遮熱率は35~40%前後のものが多いです。つまり、遮光・UVカットだけでは体感温度の上昇を十分に抑えることはできません。
遮熱率最高水準「S65+」の実力
SPACECOOL日傘は、第三者機関の試験(JIS L 1951)により、遮熱率最高水準の格付値「S65+」を取得しています。この「S65+」は、最も熱をカットできる格付けであることを示し、業界トップクラスの性能を誇ります。強烈な日差しを浴びる猛暑でも、まるで木陰にいるような涼しさを体感できます。
<遮熱率の格付け>

※一般財団法人カケンテストセンター 遮熱性試験(JIS L 1951)より引用
放射冷却素材「SPACECOOL」を採用
SPACECOOL日傘は、ゼロエネルギーで冷却できる新素材「SPACECOOL」を使用しています。
この素材は、熱を反射するだけでなく、宇宙空間に熱を逃がす冷却機能を持っています。
従来の日傘では実現できなかった、持った瞬間に「涼しい」を感じる快適さを提供します。
もちろん、SPACECOOL日傘は遮光率99.9%以上、UVカット率99.9%以上(UPF50+)と、従来の高性能日傘が誇る性能も完全装備しています。さらに「遮熱」という新たな価値が加わることで、夏のお出かけのストレス軽減につながります。
※SPACECOOLは登録商標です。