ブランド「Chess®︎」新作発表会を2025年9月5~7日に東京で開催

良質な刺子生地を使ったファッション、グッズ製造を手掛ける株式会社亀紺屋(新潟県新潟市)のプライベートブランド「Chess®︎/チェス」(代表取締役:藤岡利明)は、2025年9月5日(金)~7日(日)の3日間、東京・銀座の新潟情報館THE NIIGATAにおきまして、2025年秋の新作発表会を開催します。

「Chess®︎」は2023年に創業した、刺子生地に特化したモノ作りを手掛けるブランド。元々家業の紺屋業で馴染み深かった刺子製品を後世に残したい、という思いから主宰の藤岡利明によってスタートいたしました。アイテム数は少ないのですが、今後、積極的な商品開発を進めていく予定で、皆さまのアイデアやご意見を、魅力的な形にしていければと願っております。

新作発表会日時及び場所
2025年9月5日 13:00AM~19:00PM
〒104-0061 東京都中央区銀座5丁目6番7号
銀座 新潟情報館 THE NIIGATA 3Fイベントスペース
TEL 03-6280-6551
公式HP https://the-niigata.jp/

*新作発表会当日、代表藤岡利明のご挨拶の後、雑誌monoマガジン元編集長土居輝彦氏と代表藤岡による、ミニトークショーを開催します。

語り続けたい伝統

ワークウエアという存在は、何も産業革命を端緒とする西洋社会だけのものではなく、わが国でも産業が近代化される以前から、その存在は認識されていました。武家や上流社会の「法被(はっぴ)」や庶民の「半纏(はんてん)」などは日本の生活文化に根差したアイテムであり、仕事着(ワークウエア)や制服、防寒着として愛用されてきた歴史があります。
また、刺子織の生地はこうしたウエアの素材として、さらに柔道着や剣道着、消防の服としても利用されてきました。布地を補強しつつ保温力を高めるために、手縫いで刺し縫う技法で織られた刺子生地はその独特の風合いから人気が高く、近年ではヘヴィデューティウエアの素材として大きな注目を集めている存在です。
特に火消しや消防の文化の中では、燃えにくい刺子生地の半纏は“ハレの日”(特別な日、非日常的な日)の着衣として、一部の特権クラスしか着用できない憧れの素材だった、という歴史もあります。

画像: 代々作り続けている刺し子織火消し半纏

代々作り続けている刺し子織火消し半纏

「Chess®︎」のルーツは紺屋

刺子で作られた職人の半纏や外套衣など、株式会社亀紺屋はこうした日本古来の仕事着、制服などの“染め”を生業としてきた藤岡染工業(新潟県阿賀野市)にルーツを持つ企業です。大正時代の創業から現在も家業は紺屋業が基本。その中で、時代に即した自社ブランドのアイテム開発を続けており、刺子製品を中心とした亀紺屋のプライベートブランド「Chess®︎/チェス」もそうしたブランドのひとつです。

画像: およそ100年前の工場の様子です。1番右は6代目亀太郎

およそ100年前の工場の様子です。1番右は6代目亀太郎

ストレッチ性を持たせ進化

ファッションブランドとしてスタートした「Chess®︎」の刺子生地のウエアやグッズは、ニッチながらも熱狂的なお客様に支えられて現在に至っております。

ただ、ブランドとして伝統にあぐらをかいてばかりもいられません。数年来、お客様からいただいてきた声の中に「伸縮性があったらもっといい」というご意見があり、開発に着手いたしました。
そして完成したのが、横に約5倍伸びる刺子織生地「SSF/Stretch Sashiko Fabric」です。

画像: 刺し子織カバーオールジャケット「KING01

刺し子織カバーオールジャケット「KING01

具体的には、青い緯糸にストレッチ性を持たせ、黒い経糸は従来のまま。アウターとしての役割を考えれば、横に5倍伸びるヘヴィデューティな生地というのは着やすさや動きやすさにかなり好影響を与えるのではないかと考えております。

また、普通の刺子よりも細い糸で生地を構成しており、太い糸の従来品よりもさらに立体感のある生地の表情が生まれ、ファッションとしての表現の幅が広がっています。
ストレッチ刺子SSF採用製品の第一弾は、スイングトップ(ハリントンジャケット)。VAN創業者石津健介氏が命名したスイングトップは、ゴルフやタウンカジュアルのウエアとして人気であり、古くからの映画ファンなら俳優の故高倉健さんが愛用したジャケットを思い出されるかもしれません。

Chess®︎では生地をストレッチの刺子にすることによって、アウターとしての防寒性をより高めて、幅広い世代が着用できるアイテムとして完成させました。ストレッチによる可動域が広まったことで、冬場のゴルフウエアとしても注目です。(2025年秋新作)

画像1: ストレッチ性を持たせ進化

Chess®︎の刺子アイテム(抜粋)

●カバーオール  価格12万円

画像2: ストレッチ性を持たせ進化

●エプロン    価格2万6000円

画像3: ストレッチ性を持たせ進化

●ハンチング   価格1万2000円

画像4: ストレッチ性を持たせ進化

●ボトルバッグ  価格7000円

画像5: ストレッチ性を持たせ進化

本件のお問い合わせ先
□株式会社亀紺屋 TEL 090-4052-6281(藤岡)
□詳細はメールにてお問い合わせください
info@1748.jp

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