企業価値を創出する「デザイン経営」伴走支援者を育成
一般財団法人大阪デザインセンターでは、企業支援のスキルとデザインマインドを兼ね備え、中堅・中小企業のデザイン経営を共に推進する「デザイン経営パートナー」認定講座を日本で初めて開講します。
初年度は年間40名の支援者を育成し、ODCの支援案件として年間10社の支援実績が生まれることを目指します。今後は、大阪だけでなく首都圏や他地域での実施も視野に入れています。ODCの支援事業の拡大に加え、「デザイン経営パートナー」認定を受けた支援者による中小企業支援により、地域中小企業の活性化に貢献してまいります。
5月28日および6月11日に受講を検討されている方への無料ガイダンス(オンライン)も開催します。
講座開設の背景
激変するビジネス環境において、従来のやり方では現状維持も困難であり、自社の現状を把握して適切な対策を打つ力が必要です。中小企業・小規模事業者が課題を乗り越え、成長・持続的発展を遂げるためには経営者の「経営力」が非常に重要です。経営力をあげるためには、これまでと違った考え方に基づいた経営のアプローチが必要で、その一つが「デザイン経営」であると考えられます。
「デザイン経営」は、人(ユーザー)を中心に考えることで、根本的な課題を発見し、これまでの発想にとらわれない、それでいて実現可能な解決策を、柔軟に反復・改善を繰り返しながら生み出すこと(『デザイン経営宣言』 経済産業省・特許庁 2017)とされています。デザイン経営の考え方は企業や地域に徐々に広まってきていますが、中小企業がデザイン経営を自ら取り入れ、自走するのは至難の業であるため、デザイン経営を伴走支援することが求められています。
現在、行政等がデザイン経営の支援を行ってはいるものの、デザイン経営の実践を支援する人材が十分にいるとは言えないのが現状です。そこで大阪デザインセンターは、わが国で初めてデザイン経営を支援する専門家として「デザイン経営パートナー」の認定講座を開催することとしました。
「デザイン経営パートナー」とは
デザイナーならではの発想力と経営コンサルティングの専門性を融合し、協働して中小企業が抱える真の経営課題を見つけ出し、その解決まで共に歩んでいく、企業にとって心強い伴走支援者です。大阪デザインセンターの認定講座を修了することで確かなスキルを習得し、デザイン経営支援のプロフェッショナルを目指します。
「デザイン経営パートナー」になるメリット
大阪デザインセンターが行う企業支援のパートナーとして活躍することができます。
デザイン経営支援に関する専門知識やスキルを明確に証明でき、他との差別化を可能にします。
デザイン経営に関する成功事例や最新の知見を学ぶことができます。
<講座概要(第1期)>
開催期間:2025年6月29日(日)~8月23日(土)
※フィールドワークは別途調整
講座回数:全38コマ
実施場所:大阪デザインセンター(リアル開催)
大阪市中央区船場中央1-3-2-101 船場センタービル2号館1階
受講費用:通常 495,000円(税込)第1期目は特別価格 297,000円(税込)
<無料ガイダンス(オンライン)>
デザイン経営支援の必要性、受講のメリット、受講者(パイロットプログラム)の体験談をお話します。
5月28日(水)19:00-20:30
6月11日(水)19:00-20:30
https://www.osakadc.jp/seminar-event/21744/

講師陣
一般財団法人大阪デザインセンター
大阪デザインセンターは1960年に設立された日本最初の公設のデザインセンターです。定款上のミッションは「産業デザイン振興に関する諸事業を推進し、産業の交流と国民生活の向上に寄与すること」であり、かつてはモノのデザインの支援が中心でした。時代の変化と共に、デザインの対象が、体験やビジネスモデルにまで広がってきました。当センターに寄せられる相談も、デザインマッチングから、ブランディングや経営相談へと変化してきています。伴走型支援の一つとして、会員デザイナーなどの専門家とともにデザイン経営の支援に取り組み始めました。
本件の連絡・問い合わせ先
〒541-0055 大阪市中央区船場中央1-3-2-101
一般財団法人大阪デザインセンター (担当)専務理事 内海美保
e-mail:partner@osakadc.jp
tel:06-6265-2260 080-4810-6367